小梅日記を楽しむ会
小梅日記を楽しむ会とは
「小梅日記を楽しむ会」は、平成19年「小梅日記」の研究と日記を通して和歌山の活性化に寄与することを目的に結成されました。
平成20年には和歌山城の天守閣再建50周年を祝う城フェスタに参加、天守閣にて「川合小梅展」を開催しました。
平成24年には絵本『小梅さんの日記』を発行しました。
不定期の例会の他、11月2日には小梅忌を毎年行っています。
例会は、和歌山市地域フロンティアセンター(和歌山市本町2丁目1 フォルテワジマ6F)で開いております。開催日はホームページで告知します。
ご興味を持ってくださった方は、どうぞ遊びにいらしてください。
入会希望、見学等の会へのお問い合わせは…
Tel 073-452-3399 (会長・中村純子)
E-mail koumesandiary@gmail.com (事務局:下村修)
までお気軽にどうぞ!
小梅日記とは
川合小梅(1804-1889)という女性が残した「小梅日記」と呼ばれる日記が和歌山県立図書館に大切に保管されています。小梅さんの曾孫にあたる志賀裕春さんが自宅の蔵から発見したものです。志賀さんと東京大学史料編纂所員であった村田静子先生が筆で書かれたこの日記を読みこなし、その労作が平凡社・東洋文庫から全3巻の『小梅日記』として1974年から1976年にかけて出版されています。
川合小梅とは
文化元年(1804年)、和歌山城下、藩校・学習館の講官の家に生まれました。現在の和歌山市西釘貫丁2丁目あたりに住んでいました。幼い頃から様々な事を学び、特に絵と和歌に秀でていました。少なくとも50年に渡り、家計やおつきあい、事件、うわさ話など日常に起こったり、見聞きした事を日記に書き続けました。その記録は庶民の視点から歴史を知ることができる貴重な資料として価値を持っています。
また、小梅は明治維新後の苦しい士族の暮らしを画業で支えており、数々の絵を後世に残しています。明治22年(1889年)11月2日、86歳で亡くなり、堀止の妙宣寺に眠っています。