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『小梅日記を読む』 第1回⑥「ええじゃないか」
「ええじゃないか」の最後になります。永穂にもお祓いが降ったので、赤襦袢を貸してあげたという話です。永穂は和歌山市の東部、紀の川北岸に位置する集落で、今も地名が残っています。 次に、船大工町に何かが降ったが、家族が狐に憑かれた、という不思議な話です。「ええじゃないか」と狐憑きがセットで語られているのは非常に興味深いですね。近隣にも狐に憑かれた者が複数いたことが読み取れます。 「二十六日に大風が吹くので戸口に笹を立てれば避けられる」という予言が流布し、笹を立てることが流行したことも書かれています。小梅はこれらの奇妙な現象を「古今未曽有のこと」と感想を述べています。 「小梅日記」1867(慶応3)年12月23日の項の原文=和歌山県立図書館蔵を複写 現物アクセスはインターネットで和歌山県立図書館デジタルアーカイブ→小梅日記→(8)→59、60 左記原文を筆者川合小梅のひ孫志賀裕春さんが判読=平凡社東洋文庫が1972(昭和47)年~76年刊、村田静子校訂「小梅日記―幕末・明治を紀州に生きる」全三巻の第二巻に所収 (現代語訳) 慶応三
小梅 川合
2025年10月15日読了時間: 3分
『小梅日記を読む』 第1回⑤「ええじゃないか」
本町七丁目の和歌屋でも「ええじゃないか」が起こりました。この時、とうとう役人から御叱りを受け、踊ることは禁止となりました。踊るのを止めに入ったお役人に対し、大胆にも「いっしょに踊ろう」と誘った女が、翌日、1時間ほど「預かり」になりました。軽く懲らしめられたようです。...
小梅 川合
2025年10月11日読了時間: 1分
『小梅日記を読む』 第1回④「ええじゃないか」
お祓いがあちこちに降ったという12月7日の日記から4日後の慶応3年12月11日、城下の万町で、とうとう「ええじゃないか」の騒ぎにまで発展しました。万町(萬町)は本町2丁目からすぐ西隣に今でもある地名です。続く12日の日記には11日の出来事が詳細に書かれています。「わやにする...
小梅 川合
2025年9月23日読了時間: 3分
『小梅日記を読む』 第1回③「ええじゃないか」
始めて和歌山城下で「ええじゃないか」の噂が起こってから約2週間後、慶応3年12月7日の日記には、あちこちにお祓い(祭祀に用いられる御幣)が降ったことが書かれています。メインのエピソードは湊に住む女性に起こった不思議な出来事ですが、小梅は「真偽は分からない」と言っており、騒動...
小梅 川合
2025年8月24日読了時間: 2分


『小梅日記を読む』 第1回②「ええじゃないか」
京都から「ええじゃないか」の知らせを聞いてから7日後の慶応3年11月20日、小梅の近隣の和歌山城下でも御札が降ったとの話を聞くことになります。「畳屋町の者が拾った」とありますから、恐らくその辺りだったのでしょう。 畳屋町は現在でも地名が残っており、和歌山市の本町7丁目の西...
小梅 川合
2025年8月11日読了時間: 1分


『小梅日記を読む』 第1回①「ええじゃないか」
小梅日記の現代語訳
ええじゃないか
小梅 川合
2025年6月16日読了時間: 3分
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